次期航空幕僚長予想

 次期航空幕僚長の予想に関しては、多くの予想屋と同じく内倉浩昭空将(31期)を挙げる。理由は、アメリカ留学経験と3防である。

 アメリカ留学経験は国際交流に重きを置く幕僚長の資質として大きなウェイトを占めると考えられる。なお、現在の航空幕僚長アメリカ(ハーバード大)留学を経験している。

 3防に関しては、航空幕僚監部の筆頭部局である防衛部の要職(防衛部長・防衛課長・防衛班長)を歴任することである。このほかに統合幕僚監部防衛計画部長や防衛課防衛調整官(防衛課ナンバー2)も防衛部の要職に含めることがある。激務で有名な中央でも、海外や内閣、与党からプレッシャーのかかる部署ということもあり、これらを務め上げるということはある意味1つの勲章である。そうした勲章を3つ集めた超人を3防と敬意を込めて呼ばれるわけである。

 就任時期は次の統合幕僚長航空幕僚長から上がられることを想定すると、現在の山崎統合幕僚長の任期がちょうど3年となる2022年春と予想する。